レザーバッグの復活方法 blog
レザーバッグを使用していると、時間の経過に伴う経年変化を楽しむという面もありますが、使い方や長年の使用によっては傷んでくることもございます。
今回は、傷んだレザーバッグをできる限り元の状態に蘇らせる方法についてお伝えいたします。
クリームを塗る
保管の状態が悪い、または長年の使用でオイルが抜けて革が乾燥してしまった場合、市販のレザー専用クリームでケアをしてあげることで、パサツキが改善し革本来の表情が復活します。また、色が抜けてしまった場合も、専用クリームを用いることで元の色に近づけることが可能です。ひっかき傷、剥がれ、こすれ、色落ち、ひび割れなどが気になる場合は、是非試してみてください。
バッグのメンテナンス方法の記事はこちら
スチームアイロンを使用する
レザーや生地のシワが気になる場合、ご自宅にスチームアイロンがあれば、気になるシワの部分にスチームをあててみてください。素材によってはスチームによってシワが改善する場合がございます。
クリーニング店にお願いする
汚れてしまって自分ではどうしようもない場合でも、バッグのクリーニングを対応しているお店もございます。ネットから依頼できるお店もあるようなので、是非検索してみてください。
修理屋にお願いする
・部分的な破れ
・ファスナー修理
・ハンドル修理
・内部の張替え
レザーバッグ専門の修理屋さんにお願いをすることで、上記のような内容の修理を対応いただける場合があります。思い入れのあるバッグを長年使い続けたい場合は、是非検討してみてはいかがでしょうか。
豆知識(ほつれた糸の処理について)
長年レザーバッグを使用していると、部分的に糸のほつれが発生する場合があります。そんな時は、下記の手順できれいに処理をすることが可能です。
①ほつれた糸を短く切る(5mm程度)
②市販のライターで糸を焼く
③すぐにライターの側面を使って玉になった部分を潰す
※火傷や、焼きすぎによる焦げ付き等にご注意ください
監修者情報
内海 公翔(うつみ こうしょう) アーバン工芸株式会社 代表取締役
1953年創業のアーバン工芸株式会社。
香川県東かがわ市で革手袋製造企業として事業をスタートし、現在はレディース向けレザーバッグのOEMを中心に日々製造を行っております。
材料仕入れから製造、検品出荷までを一貫して行える生産体制、設備を保有しており、若手からベテラン職人までバランス良く在籍している会社です。
お客様のご要望を叶えるため、そしてこの場所でものづくりを続けていくため、これからも新しいアイデアで挑戦し続ける会社でありたいと思います。