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知っておきたい
基礎知識と流れ


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革製品(鞄・バッグ・小物)の製造を手がける「アーバン工芸」では、
お客様からご依頼いただいた革製品のOEM・ODMを一貫した国内生産体制でお受けしています。
お客様にて企画やデザイン、設計などの仕様を決定していただき、当社が製造のみを担う場合と、
当社が仕様決定のプロセスに革製品の専門家として関わったのち、製造をお任せいただく場合があります。
ここでは、OEM・ODMについての基礎知識と、製造の流れをご紹介します。

OEMとは?

OEMとは?

OEMとは、Original Equipment Manufacturerの略語で、もともと「オリジナル製品の製造業者」という意味です。現在では、Original Equipment Manufacturingとして「オリジナル製品の製造」として使われることもあります。

OEMは、自社で製造が難しい製品について、他社へ製造を委託して販売することを指します。ブランド力・販売力のある企業が製造力のある企業とタッグを組み、自社オリジナルの製品を生み出し販売するというビジネスモデルです。スーパーやコンビニでのPB(プライベートブランド)商品などもOEM製品にあたります。

OEMのメリット

OEMを他社に委託するメリットとしては、次の3つがあります。

設備投資が不要 在庫リスクの低減 販売に専念できる
自社工場を持っていなくても、OEMなら製造工程をアウトソースできるため、設備投資が不要になります。 小ロット生産も可能なOEMなら、多様なアイテムを少量販売することができ、在庫を抱えるリスクが低減できます。 製造工程に人員を取られることがないため、自社の販売に集中できます。
OEMの流れ
Step 01ご相談・ご依頼
アーバン工芸では、お電話やメールでのご相談・ご依頼を承っております。お作りになりたいアイテムや個数、価格、納期などをお伝えいただければスムーズです。もちろん、ご相談時点で決まっていなくても大丈夫ですので、どうぞお気軽にご連絡ください。
Step 02お打ち合わせ

Step 02 お打ち合わせ

お打ち合わせでお話をうかがいながら、デザインやサイズ、素材など、お客様が希望される製品イメージを具体的な形にしてご提案してまいります。当社のこれまでのOEM製造の経験から、お客様の製品づくりをサポートいたします。

なお、アーバン工芸本社には、これまでに手がけた製品のサンプルルームもございますので、実際に手にとってご確認いただけます。また、当ウェブサイト上でも、製作事例をご覧いただけますので、ぜひ参考になさってください。

Step 03サンプル製作(試作)

Step 03 サンプル製作(試作)

お打ち合わせ内容を元に、サンプル(試作品)を製作します。お客様のイメージをより反映できる素材や工法を選択し、ブラッシュアップしながらサンプルを製作します。サンプルのお届けは、最短で1週間、通常2~3週間かかります。繁忙期や材料調達が別途必要な場合には、もう少しお待ちいただくことになります。事前に目安をお伝えいたしますので、遠慮なくおたずねください。

Step 04お見積もり
サンプルにご納得いただけましたら仕様を決定します。それを踏まえ、使用する材料や製造工程、個数やスケジュールなどを考慮し、詳細なお見積もりをご提出いたします。内容をご確認いただき、お客様のご了承をいただけましたら、本生産となります。
Step 05本生産(量産)
アーバン工芸では、一貫した国内生産体制で丁寧なものづくりを行っています。革の仕入れから当社工場での生産、出荷まで安心してお任せください。
Step 06検品

Step 06 検品

完成品の検品も社内で厳しくチェックしております。ご希望があれば、第三者による検品作業の手配、箱詰め、袋詰、下げ札付けなどの作業も対応可能です。ご発注時にご確認ください。

Step 07納品
丁寧な箱詰め・梱包を行い、出荷いたします。お客様ご指定の場所への納品も可能ですので、ご希望があれば遠慮なくお伝えください。

ODMとは?

ODMとは?

OEMと似た言葉で、ODMがあります。ODMとは、Original Design Manufacturerの略語で、オリジナル製品の商品企画・デザイン・製品設計を含めて製造業者に委託する手法です。委託者側には、商品開発などにかかる作業コストやデザイナーの人件費を大幅に減らすことができます。化粧品やアパレルなどの業界でもODMは活用されています。

ODMのメリット

ODMは、製造に関する一切が外注になります。その結果、本来なら必要となる設備投資や人材の確保、製造に関わる技術の取得などに費やす時間やコストを節約することができます。ODMによって、技術力が必要な製品開発がスピーディにできるので、ブランドの構築や販売に専念することが可能になります。さらに、マーケティングなども含めて任せられる場合もありますので、よりよい製品作りにつながります。技術力やノウハウがなくても、プライベートブランドの製造、販売ができるのが最大のメリットです。

ODMとOEMの違いは何?

ODMとOEMの違いは何?

一般的にOEMは、製品の設計や開発、組立図までを依頼者が準備します。受託者は造るだけです。ときには、依頼者が製造などの技術指導を行う場合もあります。一方、ODMは、製品の開発から製造までのすべてを受託者が担当します。そのための費用がかかるため、販売価格が高くなることがあります。両者の大きな違いは、製品設計や開発までを委託するのかどうかです。最近の傾向としては、時代の変化に伴いOEMとODMの区分が曖昧になっています。また業界によって、OEMの内容が違うことも多いです。例えばアパレル業界や化粧品業界など、それぞれの需要に合ったOEMが行われています。OEMとODMのどちらが適切かを判断するには、コスト・品質・長期的な運用の3要素を加味して考えます。コスト面を重視する場合は、様々な費用の節約になるODMがおすすめです。品質を重視する場合は、設計や企画、組立図までを自社で用意をして発注できるOEMをおすすめします。両者の長期的な運用については、慎重な考慮が必要です。OEMやODMを長期利用することで、受託者に技術やノウハウが蓄積されてしまうというデメリットもあります。それぞれのメリット、デメリットを見極めて、導入をご検討ください。

アーバン工芸では、これまでに多数のOEM・ODMによる革製品(鞄・バッグ・小物類)の製造を手がけてまいりました。これまでに培った企画力や技術力、丁寧な製造工程でお客様にご満足いただける製品をご提供してまいりました。ODMのご依頼も、どうぞお気軽にお申し付けください。

ODMの流れ
Step 01ご相談・ご依頼

Step 01 ご相談・ご依頼

お電話やメールでのご相談・ご依頼を承っております。お作りになりたいアイテムや個数、価格、納期などをお伝えいただけるとスムーズです。折り返し担当者からご連絡を差し上げ、お打ち合わせの日程を調整いたします。お打ち合わせは、対面・お電話・メール・オンラインのいずれにも対応可能です。お客様のご希望をお伝えください。

Step 02お打ち合わせ

OEM・ODM経験の豊富な担当者が対応いたします。製品イメージなど未定部分があっても大丈夫ですので、まずは率直にご希望をお聞かせください。お客様に共有いただいた情報やイメージをもとに、アーバン工芸が製品をご提案いたします。

なお、本社サンプルルームには、これまでに手がけた製品サンプルが豊富にあり、実際に手にとってご確認いただけます。お気軽に起こしください。また、当ウェブサイト上でも、製作事例をご覧いただけますので、ぜひ参考になさってください。

Step 03サンプル製作(試作)

Step 03 サンプル製作(試作)

お打ち合わせ内容から、サンプル(試作品)を製作します。1~3種類ほどのサンプルのご提案が可能です。お客様のイメージをより反映できる素材や工法を選択し、ブラッシュアップしながらサンプルを製作します。サンプルのお届けは、最短で1週間、通常2~3週間かかります。繁忙期や材料調達が別途必要な場合には、もう少しお待ちいただくことになります。事前に目安をお伝えいたしますので、遠慮なくおたずねください。

Step 04お見積もり

サンプル品に問題がなければ、量産に向けた詳細な仕様を決定し、お見積もりをご提出いたします。同じアイテムであっても、素材や金具によって価格は変わってまいります。できる限りお客様のご要望にお応えしてまいりますので、遠慮なくご相談ください。

Step 05ご発注

お見積もり内容にご納得いただけましたら、ご発注となります。メール、FAXでもご発注いただけます。お客様からの正式なご発注を確認したのちに、材料の手配や当社工場での生産を開始します。

Step 06本生産(量産)・検品

Step 06 本生産(量産)・検品

アーバン工芸の一貫した国内生産体制で一つひとつの商品を丁寧にお作りいたします。革の仕入れから当社工場での生産、出荷まで安心してお任せください。完成品の検品も当社工場で行いますが、ご希望があれば、第三者による検品作業の手配も可能です。

Step 07納品

当社からお客様ご指定の場所への納品が可能です。ご希望があれば遠慮なくお伝えください。箱詰め、袋詰、下げ札付けなどの作業のご要望にも対応可能です。商品到着後、すぐに売り場に並べていただけるよう納品いたします。

PB(プライベートブランド)について

小売店・卸売業者など生産を業態としない企業が企画し、製造を他社へ委託したものをPB(プライベートブランド)商品と言います。PBも、OEM・ODMの一種であると言えます。代表的なものとしては、スーパーやコンビニによる食品・日用品などのPB商品があります。メーカーが製造することに変わりありませんが、小売店が顧客のニーズを拾って商品づくりに反映できることや、価格を下げてメーカー製品よりも優位に販売できるといったメリットがあります。