鞄の基礎知識ーマナー編 blog
普段、どこに鞄を置きますか?よく見かけるのが、イスにバッグを置く女性やテーブルの上に鞄を置く営業マンです。これは正しい置き方なのでしょうか。今回は革製品のOEMやODM製造のアーバン工芸が鞄の扱い方や置き方についてご説明します。
基本マナー!カバンの扱い方
もしテーブルの真ん中に「ドンっ」とカバンを置かれたら、あなたはどのように感じるでしょうか?「マナーが悪い」と思う人もいれば「バッグが邪魔だな」と感じる人もいるでしょう。どちらにしても良い印象にはなりません。そこで大切になるのがカバンの扱い方です。
・音を立てない
・片手で置かない
・乱暴に扱わない
・お客様の荷物に触れるイメージで自分のカバンを扱う
「カバンをどのように扱うのか?」、相手は見ているものです。そして、カバンの置き方ひとつで、座り姿や立ち姿も見栄えがよくなります。また、カバンを丁寧に扱えば内面のゆとりが相手に伝わり、あなた自身の好感度もアップするでしょう。まずは、カバンを雑に扱ったり片手で置いたりしないように気を付けましょう。そして、お客様のカバンを扱うように自分のカバンを置くとより良い印象になります。
カバンを置くのに厳禁の場所とは?
そもそもカバンは床に置くように作られており足元に置くのが基本です。また、汚れやホコリが付いているカバンをそのまま置くのは相手への配慮が欠けていると感じます。さっそく、カバンを置いてはいけない場所を確認しましょう。
・テーブルの上
部屋に入ったときテーブルがあっても、その上にカバンを置いてはいけません。基本的にカバンは足元に置いてください。ハンドバッグのような小さなサイズの場合は、イスと背中の間に置いても良いでしょう。なお、空いているイスを使用したい場合は、相手の許可を得るようにしてください。
・床の間
和室の床の間を荷物置き場だと勘違いする方がいますが、床の間は花や掛け軸を飾る場所です。床の間にカバンを置かないでください。また、和室では床の間から遠い場所が下座になります。相手に上座を勧められるまで、下座に座るようにしましょう。
・畳の上
和室の畳は傷つきやすいものです。畳の上に風呂敷を敷いて、その上にカバンを置くようにしましょう。また、座布団の上にもバッグを置かないようにしてください。
外出中・移動中のバッグの置き場所とは?
満員電車や車など移動中のバッグは邪魔になるものです。では、どのように扱えば良いのでしょうか?ここからは、シチュエーションに合わせたバッグの置き方をご説明します。
・満員電車
「リュックを背負う」「バッグを肩に掛ける」といったカバンの持ち方は電車内では迷惑行為にあたります。リュックを背負っていると自分では気付かないうちに相手に不快な思いをさせているかもしれません。カバンは、体の正面でしっかりと持つようにしましょう。
・バスや車
ハンドバッグは座席の横に、大きなバッグは足元に置くのを習慣にしてください。雨で濡れている場合はタオルで水分を取っておきましょう。使い勝手の良いハンドタオルは、ビジネスパーソンの必須アイテムです。
・タクシーやハイヤー
ハンドバッグは左側に置くと降りるときに忘れません。大きなバッグであれば、ドライバーにお願いして後方のトランクに入れても良いでしょう。
・エスカレーター
ボストンバッグのようなサイズも重さもあるバッグは頑丈で強度がある反面、もし上から落ちたら凶器になります。特に、エスカレーターでは滑り落ちると大変な事故につながる恐れがあります。慎重に扱い絶対に手から離さないようにしましょう。また、普段の移動も相手にぶつからないように注意してください。
監修者情報
内海 公翔(うつみ こうしょう) アーバン工芸株式会社 代表取締役
1953年創業のアーバン工芸株式会社。
香川県東かがわ市で革手袋製造企業として事業をスタートし、現在はレディース向けレザーバッグのOEMを中心に日々製造を行っております。
材料仕入れから製造、検品出荷までを一貫して行える生産体制、設備を保有しており、若手からベテラン職人までバランス良く在籍している会社です。
お客様のご要望を叶えるため、そしてこの場所でものづくりを続けていくため、これからも新しいアイデアで挑戦し続ける会社でありたいと思います。