アーバン工芸のブログ

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OEMバッグは試作段階を経て実際に販売できるようになるまでに4~6ヶ月ほどの時間がかかることがあります。そのため、サマーシーズン向けのバッグの開発は今から準備しておく必要があるのです。トレンドをしっかりおさえ、販売チャンスを逃さないよう備えていただくため、夏に販売するバッグに欠かせない機能や注目すべきポイントをご説明いたします。ぜひ参考になさってください。

夏におすすめのOEMバッグに必要な特性は以下のとおりです。

1、軽さと通気性

夏は30℃を超える日も多いです。バッグは身体に密着させて持つものなので、汗で不快な思いをしないためにも、通気性のよいバッグが求められます。またバッグ自体の軽さも重要です。せっかく出かけてもバッグが重ければ外出そのものが苦痛になってしまします。キャンバスや綿、リネン、ナイロンなどの生地を選べば軽くて持ち運びしやすく、見た目も軽やかなので、暑い日にピッタリのバッグになります。

2、明るい色合いや鮮やかな柄

夏はパッと目を引くような明るい色、鮮やかな柄のバッグの人気が高まります。暖色ならビビッドならオレンジやイエロー、寒色ならスカイブルーやアクアブルーなど夏の空を思わせるようなものがおすすめです。柄はストライプが人気です。夏のイメージにぴったりなモチーフも好ましいです。ハイビスカス、向日葵、パイナップルなどの花やフルーツが代表的でしょう。その場の雰囲気が明るくなり、開放感が生まれます。

3、多機能なデザイン

最近、インバウンド、アウトバウンド需要が回復しつつあり、国内、海外を問わず夏に旅行に来る人、行く人が増える傾向にあります。暑い季節は日焼けや水分補給などがどうしても気になりますし、冷房対策としてさっと羽織れる薄手の上着を持つ方も多いでしょう。そのため、紫外線カットの日傘やマイボトル用スペースや内ポケットがついているバッグのニーズが高まります。また、臨機応変に持ち方を変えられるよう、取り外し可能なストラップがついているものも人気です。炎天下では多機能で使いやすいデザインがポイントになります。

4、耐久性と防水性

サマーシーズンはアウトドアでのアクティビティが増えます。山でのキャンプや海辺でのBBQなど、楽しみがいっぱいの季節です。かさばるアウトドア用品や水辺で遊んだ後の濡れたもの、現地で食べる食材やドリンクなど、荷物が多くなり重くなることが多いので、耐久性と防水性を兼ね備えたバッグが適しています。砂や水に強い生地、たとえばナイロンやキャンバスで作られたバッグなら安心してアウトドアに持って行けます。

5、サイズと収納力

夏は旅行シーズンでもあり、お土産を買う機会も多く、行きに比べて帰りの荷物が増える傾向にあります。そのため、大きめのバッグが必要になりますが、大きすぎると持ちにくいうえに邪魔になり、楽しいお出かけが台無しになってしまう心配があります。バッグの大きさと収納力のバランスを考え、たくさん入れられることと持ち運びやすいことを両立させたバッグをデザインすることが必要です。

サマーシーズンのバッグに求められる特性はおわかりいただけましたでしょうか。
もちろん、暑い季節でもレザーのバッグを持ちたいという方がいらっしゃれば、明るい色調のレザーや軽いレザーを使用したバッグを制作することも可能です。ブランドの特徴やデザイナー様の希望を取り入れながら、最良のご提案ができるよう尽力いたしますので、お気軽にご相談ください。

こちらから当社が制作したバッグを見ていただけますので、ぜひご覧ください。

監修者情報

監修者情報

内海 公翔(うつみ こうしょう) アーバン工芸株式会社 代表取締役

1953年創業のアーバン工芸株式会社。
香川県東かがわ市で革手袋製造企業として事業をスタートし、現在はレディース向けレザーバッグのOEMを中心に日々製造を行っております。
材料仕入れから製造、検品出荷までを一貫して行える生産体制、設備を保有しており、若手からベテラン職人までバランス良く在籍している会社です。
お客様のご要望を叶えるため、そしてこの場所でものづくりを続けていくため、これからも新しいアイデアで挑戦し続ける会社でありたいと思います。