革の種類・特徴について

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革・生地・縫い糸・金具

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オリジナルの革カバン・レザーバッグ・革小物の製造をお考えなら、アーバン工芸へご相談ください。
当社はOEM・ODMによる革製品の製造を得意としており、これまでに数多くの企業様とのお取引実績があります。
ここでは、当社で取り扱い実績のある革製品の材料、革や生地、縫い糸や金具などのパーツ類について、簡単にご説明します。

アーバン工芸が扱っている革の種類について

アーバン工芸が扱っている革の種類について

OEMとは、Original Equipment Manufacturerの略語で、もともと「オリジナル製品の製造業者」という意味です。現在では、Original Equipment Manufacturingとして「オリジナル製品の製造」として使われることもあります。

OEMは、自社で製造が難しい製品について、他社へ製造を委託して販売することを指します。ブランド力・販売力のある企業が製造力のある企業とタッグを組み、自社オリジナルの製品を生み出し販売するというビジネスモデルです。スーパーやコンビニでのPB(プライベートブランド)商品などもOEM製品にあたります。

アーバン工芸では、お客様のイメージ通りに革製品を製造しご提供するため、さまざまな革や生地などの材料を定番在庫として取り揃えています。各材料の特徴を熟知し、適切な管理と取り扱いで品質を損なうことなく、一つひとつの製品を丁寧にお作りしています。

また、全国の大手革問屋や生地メーカーをはじめ、複数のタンナーとの直接のパイプもございます。こちらでご紹介していない素材や材料についても、お客様のご指定や、ご要望に応じた材料の仕入れが可能です。
ご要望があればお気軽にお問い合わせください。

牛革
牛革

牛革は、革製品の素材としてもっとも流通量が多く、身近な素材です。当社でもほとんどのバッグや革小物を牛革で生産しております。耐久性があり、加工もしやすく、使い勝手がよいため、財布やバッグ、靴のほか、インテリア用品にも使われています。

部位や品質等級によって名称が付けられており、それぞれが異なる特徴を持ちます。

国産のスムースレザーやシュリンクレザーをはじめ、手染めのアンティーク加工レザーや型押しレザー、イタリアンレザーなどを定番在庫として保有しています。アーバン工芸では、主に手触りの良いソフトレザーを得意としています。

鹿革(ディアスキン)
鹿革(ディアスキン)

皮革の中でも、軽さが特徴なのが鹿革です。しなやかさ・柔らかさ・伸縮性・通気性に優れており、耐久性もあります。

柔らかさが特徴的で、その縫製には高い技術力が必要です。そのため、製造に手間も時間もかかりますが、軽さと質感で人気の素材です。

羊革(シープスキン)
羊革(シープスキン)

シープスキンは、他の革と比べると強度や耐摩耗性は低くなりますが、手に吸い付くようなしっとりとした柔らかな手触りが魅力です。

染料の吸収率が均一で色ムラが起こりにくく、プリントに向いた革です。その質感を活かして、高級手袋やコート、ジャケット、インテリア用品などに使われています。

山羊革(ゴートレザー)
山羊革(ゴートレザー)

大人のヤギから作られるゴートレザーは、軽くて丈夫で型崩れしにくく、手触りも柔らかいため、ベルトや軍用ジャケットなどに用いられています。

牛革と比較すると、厚みが牛革の半分なのに対し、強度や耐久性ではゴートレザーの方が優れていると言われています。

豚革
豚革

ヨーロッパで、カバンの素材としてもっとも理想的とされるのが豚革です。名だたる高級フォッションブランドの革製品にも豚革が使用されています。

牛革よりも軽く薄く、通気性に優れ、摩擦に強い丈夫な革で、毛穴が3つ一組で三角形に並んだ模様が特徴的です。

帆布
帆布

キャンバスとも呼ばれる厚手の織物です。撚り合わせた糸で平織りしており、麻や綿、ナイロンなどの合成繊維が用いられています。

最大の特徴は丈夫であること。使い込むうちに柔らかくなり、独特の風合いが得られます。通気性がよく、水の浸透も少ないため、トートバッグのほか靴、体操マットや力士のまわし、油絵用のキャンバスにも使用されます。

人工スエード
人工スエード

人工スエードと呼ばれる起毛の生地は、非常に高度な技術で作られています。摩擦に強く、同じ厚みの本皮よりも高い強度を持つことがあり、自動車のシートや靴のインソールなどにも使われています。

原料はポリエステルで、超極細の繊維が複雑に絡み合ってできているため、生地のほつれが起こりにくいのも特徴です。

ターポリン
ターポリン

ターポリンは、ポリエステル製の生地を、柔らかい合成樹脂で挟んでコーティングしたビニール素材の生地です。風雨に耐えることから、横断幕や屋外テント、看板などに採用されています。この耐久性・耐水性の高さから、バッグやリュックにも活用されます。

ナイロン
ナイロン

合成樹脂から作られた繊維「ナイロン」は、加工によってさまざまな機能が後付けできる素材です。軽く摩擦に強く、伸縮性に優れている反面、吸湿性が低く熱に弱いということが注意点です。

水を弾き、軽くて丈夫であるため、トートバッグやナップサック、雨具などにも使用されています。

コットン
コットン

衣類の素材としてもおなじみのコットン(綿)は、触り心地がよく吸水性・通気性に優れているため、自宅でも手軽に洗濯できる素材です。染色しやすさがあり、さまざまなバリエーションが楽しめます。カバンの内袋や細部のパーツにも使用しやすい素材です。

コーデュラバリスティックナイロン
コーデュラバリスティックナイロン

軍事用に開発されたナイロン製の生地です。強度と防水性に優れており、通常のナイロンの5倍の強度を誇ります。摩擦や引裂に対する耐久性が高く、耐熱性にも優れています。

厚みがある生地なので、縫製に手間はかかりますが、カバンやバッグに最適な生地です。

革製品のお取り扱いについて
保管 雨や水に濡れたら

保管

革製品の取り扱いで気をつけていただきたいのが「カビ」です。長期間保管する場合には、カビの栄養源となる汚れやホコリ、汗やアカをできるだけ落としておきます。また、陰干しで水分を少ない状態にしたうえで箱などへ入れて保管しておきましょう。なお、防虫剤等を使用すると、革の変色や接着剤の剥がれが起こりますので使用は控えてください。

雨や水に濡れたら

乾いたタオルなどで水気を取り除きます。このとき、擦らず叩くようにしましょう。乾かす時は、変形する可能性がありますので、温風など熱が直接当たらないようにしてください。仕上げに形を整えて陰干しし、乾いたら革用のクリームなど油分を均一に補って軽く刷り込みます。

アーバン工芸の取り扱いパーツ(縫い糸・金具)

縫い糸

縫い糸

アーバン工芸の革製品製造では、お客様の希望する製品仕上がりになるよう、縫い糸の材質や色などにもこだわっています。ミシン縫製では、作品に合わせて0~20番手のポリエステル糸を各種取り揃えています。部分的にポイントとして手縫い加工を施すことも可能です。

金具

金具

カバン・バッグ・革小物類に使用する金具は、常時4種類をご用意しています。現在当社で主に取り扱っているのは、ニッケル、本金、アンティーク、真鍮メッキなどです。製品を引き立て、製品の魅力を邪魔しない金具を採用しています。お客様のご希望に応じて、特殊な金具の調達も可能です。